POP作成時に役立つテクニックを紹介!
パワポでPOPを作る際には、画像の加工や文字の効果、色の選択、最終的な印刷など実際にやってみると様々な技術や知識が必要となります。
せっかくPOPを作ろうと思ってもそういった知識や技術がないとうまく作ることが出来ずに挫折してしまうかもしれません。
ここでは私が日々POPを作る中で頻繁に使うテクニックを紹介していきます!
POP作成のテクニック7選
スクリーンショットからの切り抜き
資料に載っているこの画像(絵柄)!POPに合いそうだからこの部分だけ切り取って使いたい!
POPを作成するときに使えそうな文言や画像を探していると、資料のデータやWEBサイトに使いたい素材が入っていることがあります。
しかし、資料のデータがPDF(WEBサイト)になっていてその部分だけを画像として抜き出せない場合POPの素材としては使えません。
こんなときにはスクリーンショットして切り抜くことで問題を解決することが出来ます。
今回はこちらのPDFにある図形を切り抜いてみます。

使いたい部分をスクリーンショット
スクリーンショットはキーボードの「Ctrl + Print Screen」でパソコンの画面が保存されます。

ペイントに貼り付けて切り抜き

簡単な画像編集が出来るソフト「ペイント」はWindowsのパソコンにはほぼ間違いなく入っています。
- ペイントを起動して貼り付け
- 選択の点線の四角を押して、切り抜きたい部分を点線で囲う。
その後「コピー」を押すと点線で囲われた部分がコピーされる。 - パワポに貼り付けて完了
トリミング
トリミングは画像の不要な部分を切り取る機能で、パワポでは貼り付けた画像の編集として使える機能です。
- 画像の上で右クリック→「トリミング」を選択
- トリミングが出来るモードになるので黒い太枠を動かして不要な部分を削る。
削った部分は消えたわけではなく、削った部分を再度広げれば復活する。
画像の背景を透明化

POP作成のために商品の画像を貼り付けようとしたら、画像の周りが白くなってしまいPOPのデザインを崩してしまうことがあります。
この場合は背景の透明化で不要な白い部分を透明にして背景色が見えるようにします。
- 画像を選択し、「図の形式」タブから「色」を選択
- 一番下までスクロールし「透明色を指定」を選択
- 不要な白い部分をクリック、白色の部分が透明になる
文字の変形
デザインの中で文字を湾曲させたりすることで単調なデザインにも変化を付けることが出来ます。
- 画像を選択し、「図形の書式」タブから「変形」を選択
- 選んだ形状によって文字が様々に変形する
スポイトで色の選択
フリー素材などから探してきた画像を使う場合、その画像の色と同じような系統の色を使わないとデザインがまとまりません。
しかし、見た目だけで同じ色をパワポ内で作ることは難しいです。その場合は画像から色を抽出できる機能をつかいます。

今回は「桜のキャラクター(春)」という文字の色を画像のキャラクターと同じピンク色にします。
- 文字の色を選択する画面から「スポイト」を選択
- 抽出したい色の部分にスポイトのアイコンを合わせてクリックするとその部分の色が抽出されて色が使えるようになる
- 文字の色を画像と同じ色にすることが出来ました
PDFに変換しポスター印刷
作ったPOPを印刷する場合、売場のボードにしたりポスターのように拡大して印刷したりする場合にはパワポでは難しいです。
その場合はPDFに変換してPDFを拡大して印刷することで可能になります。

今回はこちらのPOPをポスターとして印刷するとします。
- 左上ファイルのタブから「名前を付けて保存」を選び、保存するファイル形式をPDFにする
- 保存されたPDFから印刷を選び、プロパティを選ぶ
- 「レイアウト/スタンプ」のポスターを選び、2×2,3×3などで印刷
原稿の向きはお好みで変更してください
手配りのチラシにして印刷
先ほどのポスターのように拡大ではなく、小さくして手配りできるチラシサイズにしたい場合もあると思います。
この場合はパワポで作成することが可能です
- 左上ファイルのタブから「名前を付けて保存」を選び、保存するファイル形式をPNGにして画像としてスライドを保存する
- パワポで先ほど保存された画像を挿入から呼び出す
- 画像を4分の1サイズに小さくする。
これを繰り返してA4の大きさで手配りサイズを4枚作ることが出来る。
まとめ
パワポをPOP作成のツールとして使うためのテクニックを7つ紹介しました。
- スクリーンショットからの切り抜き
- トリミング
- 画像の背景を透明化
- 文字の変形
- スポイトで色の選択
- PDFに変換しポスター印刷
- PDFに変換しポスター印刷
このテクニックを使ってより効率よく素敵なPOPを作りましょう!