✅ INDIRECT関数ってなに?セル参照のプロになれる第一歩!
Excelでデータを参照する際に「もっと柔軟に参照先を変えられたらいいのに…」と思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが INDIRECT関数(インダイレクト関数) です!
例として、商品コード表で「今月の売上シート」や「在庫表」というシート名を A1 に入れて、=INDIRECT(A1 & "!B2")
とすれば、「参照先を選ぶだけで売上や在庫数量が取得できる」ようになります。
このように、商品ごとの在庫変動や売上推移を 店舗業務のデータ管理に動的に活用できます。
この記事では、初心者でも理解できるように図解つきで、INDIRECT関数の基本と応用方法をわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- ・INDIRECT関数の基本的な使い方
- ・文字列を使ったセル参照のテクニック
- ・シートをまたいだ参照や応用ワザ
- ・よくあるエラーとその対処法
🔶 INDIRECT関数の基本
INDIRECT関数とは、文字列をセル参照として変換する関数です。
この式は、セルA1の値ではなく、セルA1に書かれた文字列を参照先として解釈します。

🔶 名前を付けたセルも参照できる!
INDIRECT関数では、名前を付けたセルも参照できます。

セルに事前に名前を付けておけば、
=INDIRECT(A2)
このように、A1セルの値である「大阪」という名前のセルの値を表示することが出来ます!

店舗ではセルに「発注先」「在庫」「商品マスタ」などの名前を付けておくと、INDIRECT 関数で柔軟な集計・抽出が可能になります。
例えば、発注票A用の名前を「A発注表」として登録すれば、=SUM(INDIRECT("A発注表"!C2:C50))
のようにシンプルな書式で集計でき、数量計算もミスなく、効率化がアップします。
🔶 セルを動的に指定できる!
INDIRECT関数の強みは「セルの位置を動的に変えられる」ところ。
例えば、A列にシート名、B列にセル位置があるとき:
=INDIRECT(A2 & "!" & B2)
で、セルの組み合わせに応じて自動で参照先を変更できます!

🔶 うまくいかないときの対処法
よくあるトラブル | 解決策 |
---|---|
#REF! エラーになる | 参照先のシート名・セル名が間違っていないか確認 |
数式が文字列として扱われる | INDIRECTの引数が正しい文字列になっているか確認 |
シート名にスペースがある | “‘Sheet Name’!A1” のように シングルクォートで囲む |
#REF! エラーが出る | シート名にスペースがある場合、'Sheet 1'!A1 のように シングルクォートで囲む |
「1月シート」が存在しないのに 参照してしまう | 参照可能な範囲を事前に店舗マスタでリスト管理して 業務ミスを防ぐ仕組みにすると安心です |
📝 まとめ:INDIRECT関数のポイントをおさらい!
テクニック | 操作内容 | 効果 |
---|---|---|
INDIRECT(A1) | セルA1の内容を参照先に | 動的な参照が可能 |
INDIRECT(“Sheet2!A1”) | 他シートのセルを参照 | シート間の連携が可能 |
INDIRECT(A2 & “!” & B2) | 文字列結合で参照先を柔軟に変更 | 自動化に強い |
店舗業務での活用例:商品別在庫・売上を可変参照でスムーズに集計し、店舗判断のスピードアップ
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